目次
『赤い爪あと』って怪奇漫画をご存知ですか?
どうも~アラフィフおたく女のあしたのひまわりです!!
肉体年齢は中年…だけど、精神年齢は若者だぜ!!(コナンみたいでカッコイイ?)←オイ!!
さて、本題、皆さん『赤い爪あと』って怪奇漫画をご存知ですか?
原作者は昭和を代表する少女ホラー漫画家 菊川近子先生!!
私はこの菊川近子先生の描かれたホラー漫画が大好きでした。
もう片っ端から読みまくりましたね!!
…て、言うか菊川近子先生のホラー漫画以外の作品を私は知らなかったりします(^_^;)
デビュー当時は普通の少女漫画を描いていたと思うんだけど…。
とにかく、菊川近子先生の描かれるホラー漫画は今読んでも十分に面白いんですよ!!
『赤い爪あと』以外にも『地獄からの招待状』もなかなかの名作です!!
短編集とかにも収録されている筈なので、機会があったら是非読んでみて下さい。
菊川近子先生って当時から美麗な絵を描く漫画家さんで、今見ると確かに絵柄に古くささはあるものの、画力の高さは見てお判り頂けると思います!!
『赤い爪あと』って漫画は、私が子供の頃に流行った漫画です。
私が小学校3年生ぐらいの時の作品です。
あ…完璧に私の歳がバレますね~(;^ω^)
【口裂け女】が流行った時代に登場した『赤い爪あと』!!

口裂け女、流行ったよね~!!

私ゃ、怖くて夜眠れんかったわ!!

うちの兄ちゃんなんて、『口裂け女が出るから、そろばん塾に行きたくない』ってごねてたよ(笑)

わはは~。そりゃ受ける!!
口裂け女を本気で信じてた日本の子供たち!!
当時は口裂け女を見たっていう人が実際にいて、テレビでもゴールデンタイムに特番も組まれる程の口裂け女ブームでした。
うちの兄が『口裂け女が出るからそろばん塾に行きたくない』とごねてたのを思い出します。
『近所のスーパー(サンコー)に口裂け女がいた!!』とか子供たちの間で噂になるくらいでした。
皆(特に当時の子供たち)は、本当に口裂け女が実在すると信じていましたね!!
今の世の中じゃ、ありえない事だけど、私の記憶が確かなら、口裂け女の正体を探るみたいな特番があって、私ら子供らは真剣にテレビを観ていたんですよ!!
当時はお昼のワイドショーでも『あなたの知らない世界』という視聴者が体験した恐怖の心霊体験を再現ドラマ化した番組なども放映してて、観ていた記憶があります。
これが、ホラー作品顔負けの内容で、とても実話を再現ドラマ化した物とは思えない内容だったけど、当時は本気で信じてました(笑)
『13日の金曜日』などの海外のホラー映画もテレビでよく放映されていたし、あの頃の日本はホラーブームだったのかもしれませんね。
怪奇漫画 『赤い爪あと』はそんな時代に登場しました。
『赤い爪あと』はコミックスにして全2巻と短いながらも多くの人の心を捉えて大人気作品となりました。
『赤い爪あと』について
『赤い爪あと』は週刊マーガレット1979年37号から1980年6号まで、21回にわたり連載された菊川近子先生原作の怪奇少女漫画です。
Wikipediaによると、残酷描写は現在のホラー漫画と比べても遜色のない内容で、その救いのない結末と合わせて、未だに語り草となっているそうです。
救いのない結末!!
まさにそうなんですよ!!
もう40年ぐらい前の作品だからネタバレしちゃってもいいですよね!?
子供だった私はこの漫画を当時ハラハラしながら読んでました。
『赤い爪あと』ってどんな話?
主人公は村岡郁子という中学2年生の女の子。

小学生の私には中学生が凄く大人に見えましたね~ 。

菊川近子先生の絵も大人っぽいからね~。
ある夜、郁子は自宅で吸血鬼に襲われます。
何とか難を逃れるものの、他の女生徒や郁子の両親が犠牲となります。
孤児となった郁子は富山の親戚の家に行く事になるが、 旅立つ前に親友の佐和が吸血鬼となり郁子に襲いかかります。
郁子は自分に想いを寄せてくれている同級生の三崎に助けを求めます。

この三崎って男の子がカッコ良くて、吸血鬼を何とかしてくれるヒーローだろうと私は期待してたんだけどさ~。

うんうん♪
吸血鬼の佐和は道路に飛び出して、自動車にはねられて絶命する。

えっ~吸血鬼なのに?
そんなあっさりとお亡くなりになっちゃうの?
佐和の体から、彼女を吸血鬼にしていた宇宙アメーバーが離れると、今度は三崎が寄生されて吸血鬼と化してしまう!!

主人公を助けるヒーローだと思っていたのに、今度は三崎くんが吸血鬼になっちゃったんだよ!
吸血鬼と化した三崎は彼に言い寄る女生徒や、三崎の両親、生徒会長の遠藤、同級生の中川、須田先生を次々に餌食にして、入院している郁子に襲いかかります。

吸血鬼としては大活躍の三崎くんやな(笑)
吸血鬼の三崎くんは警察に追い詰められて、あっさり高い所から転落して絶命!!

赤い爪あとに出てくる吸血鬼は血を吸うだけで、人間並みに弱いね(笑)
宇宙アメーバーは三崎から通りがかりの少女の飼い猫に寄生すると、猫は飼い主の少女を襲った後、ついに郁子に寄生してしまう。

何と主人公までが吸血鬼に!!
この時の絶望感は凄かったよ!!
吸血鬼となった郁子は同級生や護衛の警官、刑事を次々と餌食にしてしまう。

刑事がイケメンだったので、郁子を何とかしてくれるのだろうと期待してたけど、あっさりミイラにされちゃったよ。

主人公だっただけに郁子も大活躍やな(笑)
その後、富山に転校した郁子は、さっそく同級生を手に掛けてしまいます。
その頃、隕石に乗って第二の宇宙アメーバーが到着するという絶望的な展開で終幕…。

こんな不幸なラストになるとは思ってなかったから、読んだ後はめちゃショックだったわ~。

うんうん♪
まとめ
子供だった私はアンハッピーエンドの物語を読んだのが初めてで、あまりの救いの無い結末に唖然とした事を憶えています。
でも、やっぱり好きだな~この作品!!
全2巻と短いし、私の学校ではめちゃ流行ったけど、もしかしたらマイナーな作品かもしれません。
でも、私的には超名作なので、このブログにお立ち寄りの皆さんもぜひぜひ読んで下さい!!

この漫画が好きすぎて、生まれて初めてノートに漫画を書いたんだよね!
この作品は私の漫画描きとしての原点かもしれない!!

知ってる!!
『黒いキバあと』でしょ?

良く言えばパロディ!!
悪く言えばパクリ漫画(笑)
まあ、小学低学年の頃の話だから許してね!!

菊川近子先生のホラー漫画好きやったわ~。

私も大好きだったよ~。
菊川近子先生のホラー漫画は本当に名作揃いだから色んな人に読んでもらいたいよね~♥